OLYMPUS 35  RC オリンパスコンパクトの傑作カメラ

Tv優先、マニュアル可。究極のコンパクト
発売は昭和45年(1970年)10月。
シャッタ−スピ−ド優先でマニュアル可で距離計連動でコンパクトボディ。これだけ見るとどうということはないが、使ってみるとそのすごさがわかる。とにかく小さいのである。よくこんな小さなボディにここまで詰め込んだなという感じである。
オリンパスの金属カメラのフルサイズコンパクトの傑作は何台もあるが、間違いなくその仲間のトップに入ると思う。ただレンズが惜しいかな42mmF2.8でECシリ−ズと同じである。もしこの機能に40mmF1.7、つまりDCと同じレンズが組み込まれていたら、歴史に名前を残すカメラとなっていただろうと思う。
羊の皮をかぶった狼、なんていうと少しオ−バ−だが、見た目よりもすごいカメラである。

みのかんのRC
このカメラは欲しくて欲しくて仕方なかったが、カメラ集め7年後にやっとジャンクを手に入れた。電源スイッチの接点がずれていただけだったので簡単に直った。メ−タ−が壊れていればどうにもならないのだが、そちらのほうは無事だった。いずれにしても針押さえEEなのでショックには弱いと思う。

カメラ好きというのは、どうもこういうカメラに弱い。小さくてスペック満載。使いもしないのにマニュアルが付いているとかで参ってしまうのである。実際このカメラでマニュアルを使った事がない(笑)。それじゃ要らないじゃないかというと、やはり必要なのである。これが付いているからこのカメラはいいのだ、などとわけのわからない理屈をこねてしまう。このへんがオタクと言われる所以である。

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